iPhone 13を買いました、iCHiKAです。
この戦争を終わらせに来た。
私はiPhoneは好きだけどAppleという企業が嫌いです。今回は近年のiPhoneとAndroidを触った感想を踏まえつつ、Appleが嫌いな理由を語ります。
筆者の携帯の変遷から。私用で購入したもののみ列挙します。
仕事の関係で支給、試験の際に使った端末は含みません。
iOS | Android |
iPhone 4 | XPERIA SO-01B |
iPhone 4S | XPERIA XZ |
iPhone 6 | Galaxy S10e |
iPhone X | Galaxy S21 |
iPhone SE(第二世代) | |
iPhone 13 |
結論:安いAndroidでなければどっちでもいい。
注意:Apple ユーザーは使うサブスクやコンテンツの購入先はAppleでないほうが良いかも。
正直ここに尽きます。
廉価スマホやそれに準ずるスペックのスマホは正直日常使いに耐えないです。
また、私の体験談でもあるのですが、
音楽、書籍、その他サブスクについてはApple経由でないほうがいいです。
もちろんAppleはApple製品に囲まれるほど、Apple製品が使いやすいようになります。
裏を返せば、統一する気がないのであれば、Appleコンテンツを避けたほうが良いです。
例えばApple Musicを使うとかではなくAmazon Musicを使う、など。
iPhoneを使っていれば、Apple Musicやその他Appleのコンテンツは使いやすいですが、
Windowsや他のプラットフォームで、利用できないあるいは利用できるがとても不便だと感じます。
iBookで買った書籍がWindowsで閲覧できなくなったときには発狂しそうでした。まじで金返してほしい。
2022年10月25日現在の筆者のおすすめ
私としてはiPhone 13 Proです。
依然として私は、「iPhoneは使いやすい」
という考えはずっと変わっていません。直感的で優しいローカライズがされています。
ProであればRAM容量も多く、4GBでもある程度キビキビ動いてくれるiPhoneなら、6GB以上あれば安心なので、Proが良いと思います。
ただし、私はAppleの製品に対しての方針には山ほどの疑問があります。
例えば近年のAppleはコストカットをする傾向がとてもあります。
コンポーネントや規格の使いまわし。見えないところは簡素化。
昔は「先進的で優れたものを作ればそれを使い回せばよい」が通用しましたが、
AndroidもUIの使い勝手の向上や最新の規格に対応など、目覚ましい進化がありますから、現在でそれで通し切るのは無理があろうと思います。
個人的な考えを述べるならAppleほどの大企業が胡座をかき、互換性、ユーザーの自由を無視するような囲い込み戦略はIT業界全体に悪影響しかもたらさないです。
Appleがどのくらいコストカットに注力的かといえば、
Macが搭載するCPUにintelをやめ、M1チップにしたことは久しいですし、結果的にM1に切り替えたことで様々な利益は出ました。
しかしそれはintelへのマージンが高かったこと、
Intel CPUが出ることを待ってMacを開発しなければならなかったこと背景にあります。
他にも、約30年にも及びジョブズと牽引してきた元Appleの最高デザイン責任者(CDO)のジョナサン・アイブ氏との契約を完全に打ち切りました。
良いふうに見ればAppleの世代交代と言えますが、
アイブ氏への報酬金が高すぎるためだと見ることもできます。
不必要なお金は出すべきではないのは個人も企業も同じです。
約30年もの間、Appleを支えてきたアイブ氏への仕事、またそれに対する報酬が不要ではあるとは考え辛いです。
また、環境保護を理由にACアダプタの同梱を取りやめました。
プラスチック、銅、スズ、亜鉛といった特定の素材が最も多く使われているのが、電源アダプタです。私たちは、iPhone 12に電源アダプタを同梱しないことで、55万トン以上の銅、スズ、亜鉛の採掘を回避できたと推定しています。
https://www.apple.com/jp/environment/
ACアダプタ同梱するかしないかにおいて、
ブラジル地裁は非常に良いところをついていると思います。
86万トン近くの銅・亜鉛・スズが節約されると主張していましたが、裁判においてAppleは有力な証拠を示さず、電源アダプタなしでデバイスを販売することは「消費者に対する意図的な差別的慣行」であると見なされました。ブラジル法務省はAppleの主張に対し「デバイスにUSB Type-Cを採用するなど、他の方法で環境を保護することができるはずだ」と反論しています。
https://gigazine.net/news/20221017-apple-power-adapters-lawsuit/
「デバイスにUSB Type-Cを採用する」という点はEUと見解が同じです。
また、近年ACアダプタによく採用されている窒化ガリウムに変えることで、ある程度Appleの主張する金属の節約は可能だと思います。
窒化ガリウムは、自然界では元素として存在しません。通常、ボーキサイト鉱石からアルミニウムを製錬する際や、閃亜鉛鉱を加工して亜鉛を製造する際に副産物として得られるため、抽出・精製時の二酸化炭素排出量が非常に少なく済みます。
https://www.unifive.com/faq/about_product/30.html
以上の点から、ほぼほぼコストカットしたいだけで、環境への配慮を盾にしている節があります。
純正品から、今の所窒化ガリウム搭載のACアダプタは出ていません。
コストカットも一概に悪いとは言えません。
ちゃんと値上げされてもユーザーに還元されていれば良いのです。
ただし実際はどうでしょう。円安、輸入費用高騰の影響を受けているとはいえ、
ユーザーの負担が増える割には、ユーザーの自由や互換性よりもAppleの利益にばかり回っています。
企業への利益は大事ではありますがそれに対するユーザーの還元がなさすぎるのです。
長くはなりましたが、私はiPhoneは好きだけどAppleが嫌いです。