こんにちは、iCHiKAです。宗教争いする予定はないです。
自作歴4年、パソコン歴は8年ほどの経験から私感語っていこうと思います。
1、IntelかAMD
どっちでもいいです。
近年のIntelやAMDはどっちも性能が高いし、価格帯も似たりよったりです。
好きなのでいいです。
ここで一つ正しておきたい勘違いは
「AMDはUSB周りが弱い」です。弱いこと自体は否定しませんが、
ぶっちゃけINTELもUSBのポートのアサインがバスに対して過剰であれば、
Intelでも状況によっては、安心できないです。
例えば
USBバス1本に対して、1ポートアサインする
USBバス1本に対して、4ポートアサインする
どっちが安定するかは、説明しなくてもわかりますよね。
そういうことです。後者のような状況ではたしかにAMDは弱いのは否定できませんが、Intelでも安定する、とは言いづらい状況ですし、
前者のようなアサイン、もしくは1バスに対し1ポートを使用することを心がければIntelだろうがAMDだろうが何の問題もないです。
まぁこれはアサインの仕方がおかしいマザーボード会社の問題もあるかもしれません。
2、intelなら何を選ぶか
第8世代以降なら何でもいいです。
Windows利用目的ではないなら、実質的に第4世代、まぁAVX2対応しなくていいなら初代ですらいいですが、
Windowsはやはり普及しているOSですし、
UEFI完全対応、ESP領域を持つGPTのディスクフォーマットの構成が主流になりつあると思うので、
UEFIに完全対応しきれてない4世代以前は避けるべきだとは思いますね。
裏技使って更新するとメジャーアップデートも結構だるいので、
利点は少ない気がします。それでもWindowsを使いたいなら裏技なんて使わず君もこっち側(Linux)へおいで。
3、AMDなら何を選ぶか
強いて言えばZEN2以降です。
ZEN+までは選んでも良いですが、AVX2対応し切れていないので、手放しにおすすめできないですね。
2700Xを買うことを思えば3600Xでも買ったほうがいいので、
やはりZEN2です。対応ソケットであるAM4の種類が豊富で、Gen4にこだわらなければ、一部X370ですら使えてしまうので、ZEN2、ZEN3は本当に優秀です。
マザーボードメーカーによってはUnbufferd ECCも利用できます。
4、ECC対応は意地でも挿すべき
かのLinuxの生みの親、リーナス氏も下記のように述べていました。
Intelはとてつもなく悪い市場細分化を行うことで、ECC市場全体を死に至らせています。
https://gigazine.net/news/20210105-linus-bad-policy-intel-ecc-memory/
何十年も説明できない奇妙なカーネルエラーに悩まされてきましたが、それらはおそらくメモリのエラーによるものです。
先生がそうおっしゃるので多分そういうことです。
という雑な説明はさておき、
実際問題、ECCを導入する意味とは、
「訂正可能なエラーを解消することによって、訂正可能なエラーの累積による致命的なエラーを防ぐこと」にあります。
「よくわからんけど再起動しよう」はここにあります。
再起動することで、揮発性メモリ内のエラーを解消させています。
「累積的な訂正可能エラーによるエラー」と「致命的なエラー」の2つの可能性を解消しているわけですね。
ECCは再起動せずとも訂正可能エラーを訂正するわけですから、致命的エラー以外では、安定的に稼働できるといます。。
記憶に新しいECCメモリ、DDR5について説明していきます。DDR5は標準でDDR5 Unbufferd ECCとなっております。
嬉しいですね。
本当にそうか??
ECC対応をせざるを得ない理由としては、「高クロック」にあります。
高クロックにする→エラーが出やすくなる。
半導体の宿命ですね。
これに対し、どのようにするほうが良いでしょうか。
1、良いものを選別して使う
2、悪くともとりあえずECCつけて訂正可能エラーだけは取る。
業界が取ったのは後者です。
前述したとおりECCは訂正可能エラーを修正しますが、
根本的にエラーが出やすくなってしまっては、訂正不可能エラーの出現率も高めてしまうことになります。
つまり、DDR5はECCついてるけどECCのないDDR4よりも信頼性に欠けます。
これがDDR5を個人的に受け入れられない理由です。
5、個人的に言うならZEN2、3が最強
のとおりです。Coffeelake-S以降のXeonももちろんよいです。
6、水冷のほうが良いは時と場合による
このとおりです。水冷のメリットとしてよく認知されているものに対して、反論を申し上げます。
・空冷より冷える→ラジエータサイズ、ラジエータ素材、溶媒液の種類による
・簡易水冷は導入が簡単→メンテナンスができず、長期運用は危険。保証も、「水冷クーラーのみ」しか聞かないので、壊れても文句は言えません。
・空冷より静音→溶媒液の流れる音、モーターの駆動音、ファン音はします。空冷よりも取り付けるファンは多い可能性もありますから単純にファン音も空冷よりもうるさいです。
7、早いだけが正義じゃない
これは忘れてほしくないことです。
CUDAが1.6倍、クロックも1.5倍も伸びたNvidia GeForece RTX 4090はRTX 3090の1.6倍~2倍程度しか性能が伸びていません。
理屈上はもっと伸びてもいいはず。CUDAコアも増えていて、クロックも伸ばしているんですから。わざわざ大量の電力まで入れて。
にもかかわらず、比較対象が3090、3090Tiレベルになってしまうのは、比較相手がそこしかない理由以外にもあるのではないでしょうか。
速さを競うのはもうスポーツ感覚でいいと思います。
4K60FPS以上で重量級タイトルをプレイするユーザーがそんなに大量にいるのでしょうか?
2Kと4Kの違いに的確かつ正確に、同じ画質であっても120FPSと144FPSの違いを気付けるユーザーがどのくらいいるのでしょうか。
いたとしても、その環境を揃えたい意欲に対して本当に揃えている、揃えられるユーザーはどれだけいるのでしょうか。
私は一貫してこれらに対して否定的でした。フレームレートを上げたり、解像度上げてゲームがうまくなるなら僕はとっくに最強になってるはずです。
結局はゲームの腕は速さや掛けた金額じゃない
ゲーム以外でも、配信、イラスト、何でも良いです。機材の額で質が決定するわけではありません。
話が横道それましたが、
一般人は安定性を取る、もう少し企業も個人もそのような認識を深めることがより良い製品の出現につながると思います。
裏を返せばスコアや速さしか見てなかったせいでベンダーを付け焼き刃でも性能向上に踏み切らせていると言えます。
極端ですが、それも相まって結果的にユーザーが扱いにくいCPU、GPUが増えている可能性については示唆せざるを得ません。
私も一ユーザとして、扱いやすく、高性能なパーツが出てほしいし、
「動いて早けりゃいい」みたいな風潮が消え去って欲しいです。
“iCHiKA的PC/PCパーツ選び~勘違いしてませんか?~” への2件のフィードバック
面倒臭いオタク感溢れ出る文章で感心する
ありがとうございます。面倒くさいオタクです。今後ともよろしくお願いいたします。